診療科の概要
特色
血液疾患全般の診断、治療を専門的に行います。
治療方針
造血器悪性腫瘍(悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、慢性白血病など)は、病状により外来通院での抗がん剤治療が可能です。骨髄異形成症候群などの患者さんに対する外来輸血を行います。根治可能な疾患は、抗がん剤化学療法を積極的に導入しています。年齢や合併症で治療のリスクが大きい場合でも患者さんの希望、体力に合わせた治療計画を提案します。残念ながら根治が望めない場合でも、苦痛症状の緩和を積極的に行います。ただし、当院では無菌床がなく急性白血病や一部の悪性リンパ腫に対して行われる強力な化学療法や造血幹細胞移植療法を行うことは不可能ですのでその点に関してはご了承ください。
展望・目標
この地域には血液内科が長らく不在で周辺住民の患者さんにはこれまでご不便をおかけしていたかもしれません。今後は地元の先生方、院内の他科の先生方と協力し、よい医療を提供したいと思いますのでよろしくお願いいたします。
診療体制
医師人数 1名
(常勤1名)
治療・検査内容
治療内容
造血器悪性腫瘍に対する抗がん剤治療、輸血療法など
検査内容
骨髄検査、リンパ節生検
診療実績
当科では2017年4月より現行の常勤医1名体制となりました。
外来・入院患者数
指標 | 2017年度 |
外来患者数 | 1,444 |
入院患者数 | 75 |
平均在院日数 | 22.6 |
疾患別退院患者数
疾患名 | 2017年度 |
悪性リンパ腫 | 19 |
多発性骨髄腫 | 9 |
骨髄異形成症候群 | 10 |
急性白血病 | 3 |
慢性骨髄性白血病 | 2 |
特発性血小板減少性紫斑病 | 5 |
自己免疫性溶血性貧血 | 1 |
播種性血管内凝固 | 1 |
白血球疾患(その他) | 1 |
再生不良性貧血 | 1 |
その他 | 21 |